むらさき その3
いくらかピンクがかった色を「ライラック」ともいいます。
どちらもその花の名前からとられた色名のようだが、アラビア語、ハンガリー語・タガ・グ語などの色名調莇を見ると・紫系の色を、ライラキとか、リラなどと記しており、ことによると、花の名前よりも色の名前の方が先ではなかったかとも考えられます。
ラヴェンダーの語源とされているラテン語のIivereも、ライラックの名前のもとになったペルシャ語の巳冨犀も、どちらも辞書では「青っぽい」という意味であったとされているからで、それがそのような色をした花の名前になり、青とはいえないが青っぽい色を呼ぶ色名にもなったのかもしれません。
青味の紫系の色は、これらの色名からもわかるように、日本人にも西洋人にも、たいてい花の色を連想させます。
宝石の色としては「アメジスト」の連想もあります。
しかし、もっと抽象的な連想語や象徴語になると、日本人と西洋人ではかなり内容が違ってしまいます。